チャームの アレンジ方法

ここでは、バッグやキーホルダーなどの持ち物のアクセントとしても大活躍のチャームに、厚さのボリュームをだしたい時の貼り合わせ方とスワロフスキーを使ったデコレーションのやり方を紹介します。
そのままでもかわいいチャームですが、厚さをかえてみると雰囲気もかわりますし、スワロフスキーで飾ればグッとゴージャスになりますよ♪
今回は、色鮮やかで高級感があるエナメル素材のチャームと床革を使った 3枚張り合わせを例にとって説明します。

それでは、下記を参考にしながら、準備ができたら早速始めてみましょう!!


作業に必要なもの


  1. チャーム (エナメル2枚)
  2. バッキングチャーム (床革1枚)
  3. 白ボンド
  4. トコノール
  5. SPコート
  6. スポンジ
  7. サンドペーパー (400番くらいの目の細かいものがおすすめです)
  8. ハトメ抜き 10号 <3.0 mm>
  9. 接着剤 (30分硬化型)
  10. スワロフスキー直径:2.9mm
  11. 爪楊枝
  12. ピンセット
  13. ゴム板
  14. ミニのリベラ
  15. 木槌

制作のヒント


  • 革を張り合わせるときは、革の端と端をきっちりあわせてずれないようにすることがきれいに作るポイントです。
  • 3枚張り合わせや2枚張り合わせで裏面も吟面にする場合は、左右対称デザインのチャームをお使いください。
  • 作業中、エナメル革の表面が汚れてしまったら、OA機器などに使うクリーナーで拭くときれいになります。



作り方



1.革にスワロフスキーを入れる穴を開ける
1.革にスワロフスキーを入れる穴を開ける

1.革にスワロフスキーを入れる穴を開ける

スワロフスキーの配置を実際にしてみて、完成の確認をしておきましょう。
確認ができたら、スワロフスキーを配置する箇所にハトメ抜きで穴をあけましょう。
このときに、下にゴム板を敷くと作業しやすいです。


2.革を貼り合せる
2.革を貼り合せる

2.革を貼り合せる

張り合わせる面をサンドペーパーなどで荒らして (この時、強くかけすぎないように注意してください。) から、革の貼り合わせる面 (片面でOKです。) に白ボンドを塗りましょう。

白ボンドをぬったら、革の端がずれないように気をつけながら貼り合わせていきましょう。
端をきっちり合わせたらずれないように気をつけて指で圧着してください。
圧着したときに、つなぎ目から白ボンドがはみ出してきたら、ヘラで取り除きましょう。

白ボンドが完全に乾いたら、もう片面を貼り合わせます。
(断面がバッキングチャームをエナメル革でサンドイッチした状態になります。)
※白ボンドの張り合わせ作業は、一度に仕上げてしまわず、半分塗って張り合わせ、残りの半分をぬって貼り合わせてというようににすすめてもOKです。


3.継ぎ目をなじませる

3.継ぎ目をなじませる

スポンジに水を含ませてコバ (革の断面) を水で湿らせましょう。
(スポンジが使えないような細かい部分がある場合は綿棒などを使ってください。)


3.継ぎ目をなじませる
3.継ぎ目をなじませる

コバを湿らせたら、サンドペーパーを使って継ぎ目をなじませていきます。
この時も工程2 (革を張り合わせる) と同じようにサンドペーパーを強くかけ過ぎて、エナメルの吟面(表面)がめくれてしまわないように注意してください。
サンドペーパーをかけ終わったら、トコノール、SPコートなどで仕上げをしてください。
SPコートは混ぜ合わせてお好みの色を作ることができますので、オリジナル色を作りにも是非挑戦してみてください!!
仕上げ方はクラフト教室の「 コバ・床面の仕上げ方 」を是非参考にしてください。


4. スワロフスキーを貼り付ける
4. スワロフスキーを貼り付ける

4.スワロフスキーを貼り付ける

厚紙などを接着剤のパレット代わりにして、厚紙に適量の接着剤をのせます。

スワロフスキーの裏面の面積に対して1/3くらいの量の接着剤を爪楊枝の先にとり、革の穴の底に接着剤をのせていきます。


4. スワロフスキーを貼り付ける

穴の中にスワロフスキーをピンセットで摘み丁寧に埋め込みましょう。


5.完成

5.完成

接着剤が乾燥したら完成です。
お好みで周囲にステッチをいれてもいいですね♪




スタッフからのコメント

いかがでしたか? きれいに仕上がりましたでしょうか。
今回の製作例のように、床革とあわせて3枚でしっかりボリュームをだしてみるほか、床革をはさまずに、表革と裏革だけ2枚を張り合わせてすっきりと仕上げてみるのもいいですね♪
また、表と裏と色を変えてみてもおもしろいでしょう!!
それでは、チャームを使ったデコレーションを存分にお楽しみください。

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