ここでは、小物やバッグの金具の取付部分の補強に、そしてデザインアクセントにまで大活躍する金具のひとつ、ハトメリングの取付方をご紹介します。
今回はハトメリングNo.500を使って、ドッグカラーの製作をしてみました。
お好みの色、サイズのハトメリングを使ってオリジナリティあふれる作品作りに是非お役立て下さい!!
それでは、下記のリストを参考にして、準備ができましたら早速始めてみましょう♪
打ち具や抜き工具を使うときは、金床やしっかりと安定したテーブルの上で作業する ことが、金具の取り付けや穴あけをキレイにするコツです!
ハトメリングを取り付ける前に、パーツの処理や仕上げを完了させておくといいでしょ う。
裏面やコバ(革の断面)を
トコノール
や
SPコート
などを使って仕上げておくと よ りきれいな作品になります。
アイレット打ちには仕上げに錆び止めとしてニスが塗られています。
その為、取り付けの際に打ち棒がハトメリングから抜けにくくなることもありますので、抜けにくい場合はシンナー等で落としてからお使いください。(シンナーがない場合は
筆洗液
、
レザーアルコール
等でも代用できます。)
取付に使う打ち具と穴あけに使用するハトメ抜き
革にハトメリングを取り付けるための穴をハトメ抜きであけます。
ハトメ抜きを使うときは、下にゴム板を敷くと作業しやすいです。
(ハトメ抜きのサイズは、上の表を参照にして、取り付けたいハトメリングに応じたサイズのハトメ抜きをお使いください。)
パーツAを革の表側から差し込みます。次に、革を裏返して、パーツBを取り付けます。
アイレット打ち に付属する打ち台の上にパーツAを下側にして乗せ、内棒の先端をハトメリングの穴の中に差し込みます。
内棒を正しく差し込んだら、木槌などを使ってコンコンと少しずつ打ち込んでください。
初めから強く打ちすぎると金具が打ち棒から抜けにくくなることがありますので、打ち棒が素直になるように気をつけて、力を抜いて軽く少しずつ打ちつけてください。
取り付けのコツをつかむまでスクラップレザーなどの端材を使って練習してみてください。
ハトメリングがグラついていたり、クルクルまわるようならもう少し打ち込んでください。
ハトメリングがしっかりと止まっているのを確認したら完成です!!
今回のドッグカラーの製作には
本ヌメサドルレース 17mm巾
ハトメリング№500
のニッケル
美錠18mm<N>#72472
犬用Dカン18mm<N>#71153
を使ってみました。
いかがでしたか? ハトメリングはうまく付けられましたか。
製品作りなど、ハトメリングをたくさん取り付けする時に大変便利な、
ハンドプレス機と専用の各種コマ
もお取り扱いしております。
ハンドプレス機を使うと、きれいに素早く取付ができますので 是非ご利用くださいませ。