ハトメリングの 取り付け方

ここでは、小物やバッグの金具の取付部分の補強に、そしてデザインアクセントにまで大活躍する金具のひとつ、ハトメリングの取付方をご紹介します。
今回はハトメリングNo.500を使って、ドッグカラーの製作をしてみました。
お好みの色、サイズのハトメリングを使ってオリジナリティあふれる作品作りに是非お役立て下さい!!
それでは、下記のリストを参考にして、準備ができましたら早速始めてみましょう♪


作業に必要なもの


  1. ハトメリング№500 (お好みの色、サイズをお使いください)
  2. アイレット打ちNo.500 (ハトメリングのサイズにあったものをお使いください)
  3. ハトメ抜き20号 (ハトメリングのサイズにあったものをお使いください)
  4. 木槌
  5. ゴム板

制作のヒント


打ち具や抜き工具を使うときは、金床やしっかりと安定したテーブルの上で作業する ことが、金具の取り付けや穴あけをキレイにするコツです!
ハトメリングを取り付ける前に、パーツの処理や仕上げを完了させておくといいでしょ う。
裏面やコバ(革の断面)を トコノールSPコート などを使って仕上げておくと よ りきれいな作品になります。

アイレット打ちには仕上げに錆び止めとしてニスが塗られています。
その為、取り付けの際に打ち棒がハトメリングから抜けにくくなることもありますので、抜けにくい場合はシンナー等で落としてからお使いください。(シンナーがない場合は 筆洗液レザーアルコール 等でも代用できます。)




使用する打ち具と穴あけに使用するハトメ抜き

取付に使う打ち具と穴あけに使用するハトメ抜き

ハトメリング
ハトメリング
  • ハトメリング№28……内径:11.5mm・足の長さ:7mm・ハトメ抜き40号・アイレット打ち№28
  • ハトメリング№23……内径:9mm・足の長さ:5mm・ハトメ抜き30号・アイレット打ち№23
  • ハトメリング№300……内径:4.5mm・足の長さ:4.5mm・ハトメ抜き15号・アイレット打ち№300
  • ハトメリング№500……内径:6mm・足の長さ:5mm・ハトメ抜き20号・アイレット打ち№500

作り方



1.革に穴をあける

1.革に穴をあける

革にハトメリングを取り付けるための穴をハトメ抜きであけます。
ハトメ抜きを使うときは、下にゴム板を敷くと作業しやすいです。
(ハトメ抜きのサイズは、上の表を参照にして、取り付けたいハトメリングに応じたサイズのハトメ抜きをお使いください。)


2.革に金具を取り付ける
2.革に金具を取り付ける
2.革に金具を取り付ける

2.革に金具を取り付ける

パーツAを革の表側から差し込みます。次に、革を裏返して、パーツBを取り付けます。


●ポイント●

●ポイント●(画像右端参照)

この時、パーツAの足が1mmくらい革よりも覗いているものが理想です。
革の厚さが厚い場合は、 ペディースーパースカイバー などの工具を使って革の厚さを調整するか、 ハトメリング足長 をお使い下さい。


3.金具を打ちつける

3.金具を打ちつける

アイレット打ち に付属する打ち台の上にパーツAを下側にして乗せ、内棒の先端をハトメリングの穴の中に差し込みます。
内棒を正しく差し込んだら、木槌などを使ってコンコンと少しずつ打ち込んでください。
初めから強く打ちすぎると金具が打ち棒から抜けにくくなることがありますので、打ち棒が素直になるように気をつけて、力を抜いて軽く少しずつ打ちつけてください。
取り付けのコツをつかむまでスクラップレザーなどの端材を使って練習してみてください。


4.取り付けの確認をする

4.取り付けの確認をする

ハトメリングがグラついていたり、クルクルまわるようならもう少し打ち込んでください。


完成

完成

ハトメリングがしっかりと止まっているのを確認したら完成です!!


今回のドッグカラーの製作には

本ヌメサドルレース 17mm巾
ハトメリング№500 のニッケル
美錠18mm<N>#72472
犬用Dカン18mm<N>#71153

を使ってみました。




スタッフからのコメント

いかがでしたか? ハトメリングはうまく付けられましたか。
製品作りなど、ハトメリングをたくさん取り付けする時に大変便利な、 ハンドプレス機と専用の各種コマ もお取り扱いしております。
ハンドプレス機を使うと、きれいに素早く取付ができますので 是非ご利用くださいませ。

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