ここでは、手縫いでの糸の継ぎ方を紹介します。
縫っている途中で残りの糸が足りなくなりそうな場合は残りの糸が短くなりすぎないうちに新しい糸を継ぎましょう。
「手縫い<その1>糸と針の準備 」を参照にして準備ができたら早速始めてみましょう♪
平縫い途中、右側の針を刺し込んだ状態(手縫い<その3>平縫い・手法1の5までが終わった状態)で左側の糸を右側の針に1回かけましょう。
糸をかけることで革の中で一重結びができます。
そのままの状態で右側の針を左側に引き抜いて、糸を左右に引っ張っていき、ぎゅっと締めてください。
丸錐を右側からひとつ前の手順の穴(ひとつ向こう側の穴)に向かって斜めに刺して、その穴に右側の針を通しましょう。
針を左側に引き抜いて引き抜きの終点に近づいたら、糸の裏側に白ボンドをつけて糸を左側にしっかり引いてください。
はみ出した余分なボンドは塗れた布ですぐに拭き取りましょう。
裏側の2本の糸をハサミで切りましょう。
この時、糸を引っ張りながらなるべく際で切るようにするのがきれいにするポイントです。
糸を切ったら、ほつれ止めに白ボンドをつけて、丸錐の柄でしっかり押さえておきましょう。
短くなった糸の処理が完了しました♪
短くなった糸の処理が完了したら、新しい糸を用意して、
最後の縫い目の穴に通して平縫いを進めましょう。
※画像ではわかりやすくする為に継ぎ足した糸はエンジを使用しています。
もし縫い目を間違えて糸をほどきたい場合はこの方法を参照ください。
針に通した部分の糸を切って針を取り外してから、丸錐を使って糸を抜いていきましょう。
この時、革に傷をつけないように注意しながら、必ず裏側から丸錐で糸をぬいてください。
いかがでしたか?
この方法をマスターしておけば糸が足りないとき、切れてしまった時に助かりますね。
素敵な作品づくりにお役立てください♪