国内で数社しかない希少な「ピット鞣し（なめし）」を手掛けるタンナーが作る高級ヌメ革です。
ピット鞣しは、濃度や成分を変えた鞣し剤（植物タンニン）をいれたピット槽（そう）に、原皮をじっくりと浸していく手法です。
時間とコストがかかるため、この手法を取り入れるタンナーは少なくなりましたが、革の繊維組織に負担をかけず、芯までしっかりとタンニンを浸透させるので、ピット鞣し特有の堅牢で重厚な革に仕上がります。
吟面には独特のムラが含まれることがありますが、天然革の風合いの一部として受け入れるのに十分な風格があり、使い込むにつれて、あめ色に焼けていきます。
財布などの革小物やバッグはもちろんのこと、ベルト素材やショルダーストラップとしてもおすすめのタフなヌメ革です。
ピットでじっくりとなめされた本ヌメ革を存分にお楽しみください。